キリスト教国の雄スペインは、カスティーリャ、アラゴン両王国の婚姻により成立した。 八世紀以来イベリア半島を支配したイスラム勢力を逐い、1492年レコンキスタを完了。 オスマン・トルコとの死闘を制した後、余勢を駆って海外へ雄飛し、世界中に広大な領土を得て 「太陽の没することなき帝国」と呼ばれ、絶頂を極めた。